男女比率、1:9!!!

中坊男子の妄想の様な学園――――――――県立、旗立高校。
数年前まで女子高であったその学園は、高校の方針として生徒は女生徒ばかり。
しかも何故か、レベルの高い(見た目的に)女子ばかりがひしめき合っていた

――――――――其処はきっと、楽園。

毎年、多くの少年たちは大志をいだき、
文字通り 『旗立て』 フラグを立てる の為にその高校へと旅立っていく。

しかし、現実はそう甘くは無かった。

旗立高校普通科、二年。 谷口 大樹。
彼もまた、そんな夢を見てこの学園へとやって来た一人。

だが、実際は、
クラスでも蔑まれるキモオタの一員。
フラグどころか、持しには事務的な会話さえまともにして貰えない有様。

沢山の女生徒に囲まれながらもフラグの『フ』の字も無かった彼。

だが、ひょんな事から生徒会長に気に入られ、
ある日の朝礼で突然、開校以来初の『男子生徒会役員』に選ばれてしまう。

『頭脳明晰・容姿端麗・スポーツ万能』

学園のアイドルを絵に描いた様な生徒会長。

数年来会話もしなくなった幼馴染の副会長。

そして美人ぞろいの生徒会の面々。

種さえ無かったフラグを一気に芽吹かせて、大樹は大輪の花を求めて走りだす!